出版書籍紹介:2024年
岩手教育総合研究所発行『この場所なあに?~岩手町豊岡地区での不思議な思い出~』
2024-01-05
『この場所なあに?~岩手町豊岡地区での不思議な思い出~』
著者:岩手県立大学(作・絵:阿部栞奈、竹内千尋、髙橋彩乃、角田帆乃香:准教授 役重眞喜子)※角田姓の「角」は略字
判型・頁数:A4版 34頁
判型・頁数:A4版 34頁
定価:880円(本体800円+税)
編集・発行:岩手教育総合研究所
発売元:盛岡出版コミュニティー
岩手県立大学の学生が、岩手町豊岡地区の方々から開拓の歴史やその苦労などをお聞きして、それを絵本にまとめていることを知ったのは、2022年10月に県立大・役重眞喜子先生の講演をお聞きした時でした。地域の方々との共同作業を通して生まれた交流が、消えかけている地域の歴史や文化を伝える取り組みにつながろうとしていることに感銘を受け、書籍化のお手伝いをさせていただくことになりました。
人口減少や住民の都会への移動などによって、「限界」あるいはそれに近い状況にある地域は全国・県内に多くあり、岩手町豊岡地区に限らず、それぞれの地域にそれぞれの歴史や文化が存在します。『この場所なあに?』を読んでいただくことをきっかけに、今一度身近な地域について調べたり、地域の方々からお話を聞いてそれをまとめる取り組みが多くの学校で行われることを願います。
(岩手教育総合研究所 佐藤淳一)