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出版書籍紹介:2006年

教育と文化 45号
2006-10-25
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特集:「学びの地平」を拓けるのか、「学力」は正当に評価されているのか
体裁:A5判128ページ
定価:1050円(消費税込)
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目次
〈巻頭言〉
教育はだれのもの(高橋睦子)

〈特 集〉
「学びの地平」を拓けるのか、「学力」は正当に評価されているのか
   ~「ピサショック」を手がかりに考える~
・国際学力調査と教育のグローバリズム(福田誠治)
・地域間格差に標準を合わせるイタリア(嶺井正也)
・フランスの「学力」をめぐる支援と排除(池田賢市)
・ドイツにおける教育の学力保証政策(坂野慎二)
・テストの点数よりも「確かな学力」を
   ─デンマークの教育の豊かさと動揺─(福田誠治)
・中国と韓国の教育におけるPISAの影響(姜英敏)
・「日本」は「国際学力調査の結果」にどう反応したか(末藤美津子)
ルポ 「学テ」とは何であったか(矢倉久泰)

〈地球市民からのメッセージ〉
・先を見据える中国、後ろを向く日本(ヴィーラント・ワーグナー)
・フランスの列車内で突然、大声「アンタ!なにすんねん」(おほさわさいこ)
・日中の未来、私はそう心配していない。が......(劉暁こ)
・首相の靖国参拝で考えたこと(金賛汀)
・ぼくはシンガポールの高校生。
   時々、背中に「日本」がついている気がする(井山雄太)
・「八十坂」越え、「来し方」に視線送れば......(田畑文枝)

〈私の本棚〉
・永井憲一編著『憲法と教育人権』(嶺井正也)
・浅野智彦編『検証・若者の変貌─失われた10年の後に』(太多和直樹)

読み物
・子どもの四季・学校の四季(第4回)(内田良子)
・「戦後日本教育年表」第5回(1964~一1972)(編集部)

〈資 料〉
・「教育基本法」を変える?「教育基本法」を解消する?
・「学力向上」狙い学テ?
   ~第26回教育文化フォーラムで厳しく指摘~

〈パリ発・日高六郎のメッセージ〉
「教育基本法」改正案の不思議
教育格差-格差拡大に立ち向かう-
2006-10-20
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編者:嶺井正也、池田賢市
体裁:A5判91ページ
定価:1000円(税抜き)
問い合わせ:現代書館(03-3221-1321)
 
 
目次
はじめに
Ⅰ 生活格差の実態はどうなっているか
   1 拡大する生活格差
   2 全国的にみた生活格差

Ⅱ 教育格差はどうして生じるか
   1 教育格差とは
   2 教育格差を生み出す仕組み
   3 教育格差の実態をつかむ指標

Ⅲ 教育格差の実態はどうなっているか
   1 センター入試の成績と県民所得
   2 東京都の場合
   3 神奈川県の場合
   4 埼玉県の場合
   5 大阪府の場合
   6 福岡県の場合
  7 マイノリティの場合

Ⅳ 教育格差を拡大させる背景
   1 経済政策的な背景
   2 教育政策的な背景

Ⅴ 教育格差拡大に立ち向かうために
   1 生活格差拡大を是正するところから
   2 地域再建の経済が不可欠
   3 教育財政を根本的に転換すること
   4 学習・学力観を転換すること
   5 〈学力の森〉モデルから〈人間の森〉モデルへ
   6 〈人間の森〉づくりのために

おわりに~希望の公教育:〈人間の森〉づくりへ
〈まなび〉と〈教え〉-学び方を学べる教育への希望-
2006-10-20
booklet15-02.jpg
編者:長谷川 孝
体裁:A5判93ページ
定価:1000円(税抜き)
問い合わせ:現代書館(03-3221-1321)
 
 
目次
はじめに
・今、なぜ、「まなび」なのか
・「学びの論理と文化」研究委員会をつくったわけ
・「提言」で言いたかったこと

Ⅰ「まなび」を考えるために~意味と現状
1 「まなび」とは何だろう
・まねび、あそび、手伝い
・自然とのふれあい、社会とのふれあい
・「まなぶ」ことのたのしさ~知って変わる
   ──自分が・世界の見え方が・世界との関係が
・他者を知る、他者とつながる
・生活の中の「まなび」の枯渇
・子ども社会の崩壊

2 教育の場に求められる、まなび・あそび・まねびの復活
・学び遊ぶ機会と場の創出と提供
・教育で「遊ばせて」はいけない、「学ばせて」はいけない
・「まなび」と教育とをつなぐために

Ⅱ 学校における教育と学び
1 教えられて、習う→倣う→慣らう
・答えは一つ・答えをつくる
・ならう身体・考える身体
・体験のもつ意味~例えば、いろいろな「1」の体験

2 与え教え、わからせ、やらせる教育
・割り算の意味~学びへのいざない
・教育の主導~教育が動機づけ、施し、組織し、評価する
・「指導力」を教員に求める教育
・「学力」論とまなび

3 「読み・書き・算」のとらえ方、意味づけ
・「聴く・話す・対話する」体験の不足のなかで
・生活知を蓄える「基礎・基本」

4 総合学習の意味と役割と可能性
・先生もいっしょに学びながら取り組む
・地域を育てる

Ⅲ 「まなび」に対する「おしえ」の意味と位置と役割
1 自ら学びながら生きていくプロセスへの援助(ケア)
・子どもが「いま」「分かっている」地点から
・「まなぶ」力は「生きる」力
・学びの「質」を高める
・教育を「受ける権利」でなく「学ぶ権利」の保障
・自ら学び取る「独学力=自学の力」
・「教えられる」存在から「学びとる」存在へ

2 見えないものを見えるようにする~意味・法則・観念・学び方など
・何を・なぜ・どう書くか
・「見える」ことから「見えない」ことへの飛躍
・学びを豊かにする教え(教育)
・「見えない」ものを「見える」ようにする学び方
・文化的存在としての人と教育の営み

3 他者──思いどおりにならない他者を知る
・他者とのかかわりの中の自己の形成
・他者との関係性としてのシティズンシップ

4 「市民力」が育つ~自分づくりと、社会とのつながり
・近代国民国家における学校教育と市民社会の未成熟
・「国民知」から「市民知」へ

5 物語をつくる・読み取る・変える
・学び方の型(物語)をつくる
・物語を読み取る
・物語を編集し紡ぐ

6 ソフトパスという知の方向性

おわりに
・「教育指導」が強まる動きの中で
・教育と学校への願いと希望
子ども虐待-今、学校・地域社会は何ができるか-
2006-10-20
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編者:山下英三郎、石井小夜子
体裁:A5判84ページ
定価:1000円(税抜き)
問い合わせ:現代書館(03-3221-1321)
 
目次
はじめに
Ⅰ 児童虐待の現状
   1 子どもへの「虐待」とは
   2 児童虐待防止法と学校・教職員の役割、義務
   3 児童虐待防止法がもたらしたこと
   4 児童虐待と〈セーフティネット〉としての学校
   5 地域ネットワークと学校
   6 虐待を受けた子どもは追いつめられている

Ⅱ 教育現場における子どもへの虐待の現状、取り組みと課題
   1 アンケート結果から
   2 調査から見えた課題
   3 虐待の発見・防止および子ども支援への取り組み

Ⅲ 子どもの視点から考えた虐待の再検討
   1 学校における虐待
   2 括弧での虐待防止と虐待があったときの体制づくり

Ⅳ 子どもの視点に立ったサポート
   1 幼児期・子ども期の喪失
   2 早期教育とネグレクト
   3 教育を受けさせるために行使される暴力
   4 長欠児のなかに家庭で虐待を受けている子どもがいる
   5 家庭で虐待を受けている・受けた子どもに対し、
        学校・教職員は何ができるか

Ⅴ 国内および海外における先駆的取り組み
   1 オンブズパーソン制度
   2 スクールソーシャルワーク
   3 保護者と教職員へのサポート

まとめと提言
   「子どもの側から考える虐待委員会」提言
参考文献
教育総研年報2006
2006-07-31
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体裁:B5判542ページ
定価:3000円(消費税別)
発行:労働教育センター
 
 
 目次
「教育総研年報2006」刊行にあたって(嶺井正也)

第1部 子どもの側から虐待を考える研究委員会報告

第2部 「指導力不足教員」問題研究委員会報告
   「指導力不足教員」制度 その実態と問題点

第3部 教育における格差研究委員会最終報告
   教育格差拡大:どうして、どうなる、どうするか?!
   ~希望の公教育・〈人間の森〉づくり~

第4部 学力調査研究委員会報告

第5部 教育制度研究委員会「教育特区」小委員会報告
  教育特区に問われる教育の公共性

第6部 ジェンダー・フリー研究委員会報告
   ジェンダー・フリーは戦争と暴力を否定し
   多様さを尊重する21世紀の生き方

業務日誌 2005年7月~2006年7月
教育と文化 44号
2006-07-25
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特集:教育ばかりは「民」より「官」主導?なぜ?
体裁:A5判128ページ
定価:1050円(消費税込)
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目次
〈巻頭言〉
「あったかいこと、したかった」
~忘れ難い「身ごもった17歳少女」のつぶやき~(村上義雄)

〈特 集〉
教育ばかりは「民」より「官」主導? なぜ?
・教員免許の更新制度とは何か─導入の是非をめぐって(佐久間亜紀)
・「東京・杉並」の「師範館」に「つくる会」の影を見た
   ─山田宏区長の「教員の育て方」とは?(熊谷伸一郎)
・トップダウンでは教育は絶対によくならない(高橋庄太郎)
・官製研修、誰のため? 何のため?(堀場道子)
・新任教員は、まずベテランのもとで経験を積ませる
   ─教員養成系大学教員からの提案(大竹美登利)
・閉塞し混迷する教育の世界(門脇厚司)

《地球市民からのメッセージ》
・基地をヤマトゥ(日本)に(西浜楢和)
・私にとっての「二人の先生」(大木 茂)
・イギリスのお父さん(辻岡千枝子)

イギリスの義務教育(後編)
   ─競争主義に基づく教育の実態(阿部奈穂子)

読み物
・「戦後日本教育年表」第4回(1959~1963)(編集部)
・子どもの四季・学校の四季(第3回)(内田良子)

〈資 料〉
呉市学校施設使用訴訟最高裁判決の意義
   ─広島県教育研究集会への使用不許可処分に関する損害賠償
   請求容認(岩崎政孝)
教育と文化 43号
2006-04-25
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特集:憲法はどう教えられているか、どう教えるか
体裁:A5判128ページ
定価:1050円(消費税込)
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目次
〈巻頭言〉
学校選択制度に未来はあるか─生徒の呟き(佐野亨子)

〈特 集〉
憲法はどう教えられているか、どう教えるか
・立憲主義とは何か(永井憲一)
・憲法は、まず国家が守るべき最高法規
・公民教科書にどう記述されているか(中川登志男)
・大学生への憲法アンケート(池田賢市)
・憲法学習を支える人権教育─立憲主義の確立をめざして(桂正孝)
・「日本国憲法を授業で伝える」授業記録(宇野史了)
・「憲法九条を彫る」木彫額の共同制作(米須朝栄)
・「あたらしい憲法のはなし」を教材とした憲法学習(大野真二)
・今こそ平和憲法の素晴らしさを生徒たちに熱く語ろう(中園真弓)

《教育によせる期待と注文》
・家中電化で女性解放?(面来比佐子)
・N君への手紙(春田文夫)
・「野放し」って、ほんとは幸せなんじゃない?(佐々木路子)
・中学生の息子をカプセルホテルに泊まらせた父親(西尾宏昭)
・イタリアの保育所、幼稚園、小学校に子どもを通わせて(堂満葉子)

イギリスの義務教育(前編)
   ─競争主義に基づく教育の実態(阿部奈穂子)

読み物
・「戦後日本教育年表」第三回(一九五二~一九五八)(編集部)
・子どもの四季・学校の四季(第二回)(内田良子)

〈資 料〉
第21回夜間公開研究会(王敏・山上徹二郎・大谷恭子さんのトーク)
教育と文化 42号
2006-02-15
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特集:追いたてられる子どもたち
体裁:A5判128ページ
定価:1050円(消費税込)
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目次
〈巻頭言〉
受験競争の「緩和」のために(荘司英夫)

〈特 集〉
追いたてられる子どもたち
・発達障害は犯罪を惹起するか─リスク管理社会の中で(高岡健)
・「発達障害」を考える(山田真)
・特別支援教育は誰のため?(嶺井正也)
・学校復帰策が進行している不登校(奥地圭子)
・児童虐待─痛みに満ちた感情を受けとめることから(山下英三郎)
・追いつめられる教員と子どもたち─イギリスが「失った20年」(福田誠治)
・警察・学校連絡制度とは何か(松野進)

《教育によせる期待と注文》
・「やまびこ学校」が休校になる(斎藤たきち)
・何事も一人から始まる(木村聖哉)
・「いのちの教育」にこそ全力を(赤羽貴子)
・まず「一般企業」を希望するのは何故?(鈴木秀美)

イタリアの保育所、幼稚園、小学校に子どもを通わせて(堂満葉子)

教育現場を歩く旅
「分かって欲しい、沖縄では、戦後がまだ終わっていない、と」(村上義雄)

読み物
「戦後日本教育年表」第2回(1948~1951)

〈資 料〉
第15回教育総研夏季研究集会・シンポジウム
「どうしたら『学力』は伸びるのか─PISA2003の結果を受けて」
子どもの脳がねらわれている-今なぜ発達障害なのか-
2006-01-30
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講演・編著:石川憲彦、北村小夜、鳥羽伸子
体裁:A5判64ページ
定価:600円(税抜き)
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目次
石川憲彦さん
・はじめに
・発達障害者支援法の背景
・発達障害の診断基準のあいまいさ
・障害になるかどうかが基準
・あってなきがごとき診断名
・自閉症とは何?
・発達障害者支援法とは
・発達障害者支援法の問題点
・自閉症への対応の変遷
・どう対応するのか
・何が問題なのか?
・タミフルの恐怖
・さらなる恐怖 リタリン(質疑応答の中で)

北村小夜さん
・子どもを分けるな
・発達障害とは
・普通学校から排除される子ども
・国のための健康
・作られた発達障害
・分けることの背後にあるものとは
・障害者を分けるということ
・特別支援教育は障害児の援助?排除?

鳥羽伸子さん
・相談の中から見えること
・特別支援教育はどこから生まれたのか
・作られる新しい障害
・子どもに視点をあてるということ
・ニーズに応じた対応とは
・薬物投与の問題
・子どもが主体的に選択できること

◇質疑応答より
◇調査用紙
◇あとがき
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