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活動報告:2004年

第18回「なぜ今、子どもの『発達障害』なのか─子どもの脳がねらわれている」
2004-12-13
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■2004年12月13日
石川 憲彦 精神科医
 
2004年12月13日、日本教育会館の協賛を得て参加者150人で教育総研第18回夜間公開研究会を開催し、「なぜ今、子どもの『発達障害』なのか─子どもの脳がねれわれている」と題して、石川憲彦さんが講演した。

最近「発達障害」や「特別支援教育」という言葉をよく聞くようになった。対象となっているのは「学習障害(LD)」「注意欠陥多動性症候群(ADHD)」「高機能自閉症(アスペルガー症候群を含む)」という子どもたちである。どうして今この子どもたちがクローズアップされているのか、林試の森クリニックの石川憲彦さんに話を聴いた。

話の概要は、
 
「発達障害」ということばは、親の経済力により「障害者」から離脱できるのではないかという思いが背景にある。学習障害児の親の会や学会が「発達障害者支援法」を作ることに懸命になった。「障害」の基準は国や社会環境によって違いがあり、概念が不明確ともいえる。大切なのは、周囲が子どもの世界を閉ざすのではなく、子どもが住みよい環境を用意することだ。
 
というものだった。参加者から多くの質問・意見が出された。

次回の夜間公開研究会は、2005年2月14日(月)18時から教育会館で、教育総研の人権講座とあわせて、「なぜ今、子どもの『発達障害』なのか─子どもの脳がねらわれている─パートII」を学習する予定です。
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