活動報告:2005年
第21回「映画『日本国憲法』上映とトークの夕べ」
2005-11-14
■2005年11月14日(月)午後6時〜
王 敏(ワン・ミン) 法政大学
映画「日本国憲法」上映会(3回連続)にゲスト・スピーカーをお迎えして講演を聞く企画の第1回でした。ゲストは王敏(ワン・ミン)さん。
82年に国費留学生として来日し、以来20数年にわたって日本で宮沢賢治の研究をメインテーマにしている女性研究者です。最新著に「日中比較・生活文化考」があり、朝日新聞にもとりあげられ、今後の活躍が楽しみな人です。
お話は、宮沢賢治の作品と出会い、作品をとおしての賢治の感性の共感とその背景をなしている日本の文化への興味を導入部に展開していました。中日関係や、中国の若い人々の日本への関心が文学作品をとおしてひろがっていることなどが話されました。
日本での生活が長いとはいえ、書体でいえば楷書体のような端正な折り目正しい語り口に、久しぶりにきれいな日本語を聞いたという感想をもちました。
思考を重ねるなかで、選びながらことばをつむいでいく営みと、そこから織り出されていく比較文化論を聞きました。
諸外国からみた日本の憲法について製作された映画「日本国憲法」を観たあとの話であったためにより一層味わい深い講演となりました。
王 敏(ワン・ミン) 法政大学
映画「日本国憲法」上映会(3回連続)にゲスト・スピーカーをお迎えして講演を聞く企画の第1回でした。ゲストは王敏(ワン・ミン)さん。
82年に国費留学生として来日し、以来20数年にわたって日本で宮沢賢治の研究をメインテーマにしている女性研究者です。最新著に「日中比較・生活文化考」があり、朝日新聞にもとりあげられ、今後の活躍が楽しみな人です。
お話は、宮沢賢治の作品と出会い、作品をとおしての賢治の感性の共感とその背景をなしている日本の文化への興味を導入部に展開していました。中日関係や、中国の若い人々の日本への関心が文学作品をとおしてひろがっていることなどが話されました。
日本での生活が長いとはいえ、書体でいえば楷書体のような端正な折り目正しい語り口に、久しぶりにきれいな日本語を聞いたという感想をもちました。
思考を重ねるなかで、選びながらことばをつむいでいく営みと、そこから織り出されていく比較文化論を聞きました。
諸外国からみた日本の憲法について製作された映画「日本国憲法」を観たあとの話であったためにより一層味わい深い講演となりました。