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活動報告:2008年

第18回夏季研究集会:第4分科会「日本の伝統・文化理解教育」
2008-08-20
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日本の伝統・文化理解研究委員会 
   委員/ 千本秀樹   長谷川孝   林公一   田中恵
 
 
 「日本の伝統・文化理解教育研究委員会」が出したブックレット『伝統・文化のタネあかし』(アドバンテージサーバー)を中心として議論した。
  まず、このブックレットは「伝統」や「文化」をとらえる基本的な視点を整理するとともに、そもそも「日本」とか「日本的」というものはいつから使われたのか、明治期になって再編成された「日本の伝統・文化」どう考えるか、学校や教育にも「伝統・文化」があるのではないか、といった内容になっている、との説明があった。それを踏まえ、ざっと一読した感想やら意見が参加者から出されたが、多かったのは「続きを出して欲しい」、「現場で使えるようにもっと具体的なものも検討して欲しい」、「06教育基本法に盛り込まれている「郷土への愛」と深く関わってくる地域の伝統・文化をどう位置づけていくのかが大きな課題になるのではないか」といった発言などが出された。
  改訂学習指導要領でも強調されている「日本の伝統・文化」に関わる教育が現場に求められてこうようとしている現状から、同研究委員会の研究に期待する雰囲気がよく伝わる分科会であった。
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