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活動報告:2008年

第18回夏季研究集会:第3分科会「メディア・リテラシー教育」
2008-08-20
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ワークショップ担当者/ 中山周治(メディア・リテラシー教育研究委員会委員)
      坂本旬(法政大学)
 
 
  前半は中山周治さんによるワークショップ。
  「メディアの使い方」は情報の受信・発信であり、「メディアとの付き合い方」は情報源に対する見識・情報発信に対する見識であるとのことであった。メディア・リテラシー教育は、「正しい知識を習得する学習から、知識の正しさを探求する学習へ」ということである。
  次に5人ずつ4グループに分かれて、メディア・リテラシー教材「もうひとつのウサギとカメ」を使って映像のよみときを学ぶというワークショップを行った。
  同じ映像を見ても、5人それぞれが違う感じ方であり、それらを発表しあうことで、自分自身の考えや意見を確立していくことの大切さを学んだ。民族・宗教・文化・言語・性・世代等背負っているものによってメッセージがかわってくることも学んだ。

  後半は坂本旬さんから「メディア・リテラシー教育」について。
  メディア・リテラシーとは21世紀型「識字教育」としてとらえることもでき、批判的思考能力を培っていくことが重要で、いろんな教科の中で展開できるものであるとの説明があった。また「メディアセンター」としての図書館の存在はたいへん重要であり、探求型学習になくてはならない存在であるとのことであった。
  ワークショップ型の分科会ということもあって和気藹々とした雰囲気で進行された。また、実際の教材を使ってということもあって、参加者それぞれが各現場に持ち帰って活かせる内容となった。

参照: メディア・リテラシ
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